
教員採用試験対策、4時間目は私立学校のホームページ(HP)の見方について解説します。
私立学校のHPには、学校の魅力や特色、求める教員像など、就職活動に必要な情報が満載です。
効率的に情報を集め、自分に合った学校を見つけるために、以下のポイントを押さえましょう。
必ずチェックすべき5つのポイント
1.男女別学or共学
学校の雰囲気を大きく左右する要素の1つです。
生徒への対応や授業の進め方にも違いが現れるため、必ず確認しましょう。
2.建学の精神・教育理念
学校の独自性を文章で表現したものです。
選考では建学の精神を考慮した回答が求められることもあります。
校長先生のあいさつ文では、学校が大切にしていることが分かりやすく書かれているので、合わせて読みましょう。
3.コース制の有無
コースごとに教え方や授業内容に違いが出ることがあります。
自分の教科の指導について、応募校ではどのような授業を行っているのかイメージしながら確認しましょう。
4.卒業生の主な進路
求められる授業のレベルや方向性が分かります。
生徒の希望する進路に合わせた指導が必要になるため、必ず目を通しましょう。
5.受験生の入試募集要項
募集人数やクラス数などが記載されています。
1クラス当たりの生徒数や学年全体の生徒数を知る手がかりになります。
生徒数から授業のイメージや教員数を推測できます。
6.その他のチェックポイント
採用ページ:設けている場合は必ず確認しましょう。
HPを見る際のポイント
どのような職場なのか、授業はどのような雰囲気になりそうかなど、自分が働くイメージをつかむことが大切です。
その点を意識しながら情報を読み取りましょう。
HP以外に学校について知る方法
1.実際に学校に足を運ぶ
文化祭などの公開行事や説明会、授業公開などは、事前に確認を取れば見学できる学校もあります。
校舎や先生、生徒の雰囲気を肌で感じてみましょう。
2.人材会社のエージェントに聞く
教員人材センターでは、学校の様子や職場環境についてリアルな情報を収集しています。
自分に合った学校を見つけるために、エージェントに相談することもおすすめです。
まとめ
私立学校のホームページは、学校理解を深めるための宝庫です。
建学の精神や教育理念、コース制、卒業生の進路など、多角的な視点から情報収集することで、その学校ならではの特色が見えてきます。
ぜひ、今回のポイントを参考に、HPを隅々までチェックし、自分が働く姿を具体的にイメージしてみてください。