
模擬授業で焦ってしまいがちな3つの場面とその対処法について解説します。
1. 圧がすごい場合
模擬授業の担当者は、私立学校の場合3〜5人が一般的ですが、まれに10人以上の方が模擬授業を見る学校もあります。
大人数や、担当者の目力が強いと感じた場合、緊張してしまうのは当然です。
対処法
あいさつはゆっくりと大きな声で
教室の扉を開けた瞬間に、試験官の圧を感じることがあります。圧が強いと感じたら、教室全体を見渡してゆっくりと大きな声であいさつをしましょう。
緊張している時は呼吸が浅くなりがちなので、あいさつはゆっくり目がおすすめです。また、大きな声を出すと心理的に少し楽になりますし、試験官側も聞き取りやすくなります。
優しそうな人を見つける:
部屋に入った段階で会場内を見渡し、一番優しそうな人を探しておきましょう。
優しそうな人と目を合わせながら模擬授業をすると、少し気持ちが楽になります。もちろん、模擬授業中は全員と目を合わせる必要がありますが、多少偏りがあっても評価に影響はありません。
2. 頭が真っ白になった場合
模擬授業中に、言いたかったことが肝心な時に思い出せなくなることがあります。頭が真っ白になって固まってしまうこともあるでしょう。
対処法
直前までの内容を言い直す:
黙り込んではいけません。授業内容が頭に入っていないと判断されます。まずは口を動かしましょう。
自分の板書を見渡して、これまでの授業内容を言い直してみましょう。
メモをチラ見する:
メモをチラッと見るのも良いでしょう。次の説明などを思い出すきっかけになります。
書こうと思っていた図に関しては、教科書などを見ながら書くのも自然です。
ただし、メモなどを見過ぎて前を向かないで授業をしてしまうと、評価が下がりますので注意してください。
3. ミスを指摘された場合
模擬授業では、経験豊富な担当者があなたの至らない点にすぐに気づき、質疑の際にミスを指摘されることがあります。特に経験の浅い方はなおさらです。
対処法
素直に認める: ミスをしたからといって即不採用になるわけではありません。完璧な授業はあり得ません。質疑でミスを指摘されるのは、あなたに興味がある証拠であり、むしろチャンスかもしれません。落ち着いて対応しましょう。
まずミスがあったなら素直に認めましょう。言い訳をしてはいけません。ミスを認めた上で、「今後努力します」など前向きな発言を心がけましょう。
まとめ
今回は、模擬授業で焦ってしまいがちな3つの場面とその対処法について解説しました。
これらの情報を参考に、しっかりと準備をして選考に臨んでください。