
今回は、聖学院中学校・高等学校の日野田先生に、教員採用面接で必ず聞く質問と、応募者のどこを見ているのかについてお話を伺いました。
聖学院中学校・高等学校の選考プロセス
聖学院中学校・高等学校では、教員採用のプロセスは書類選考から始まり、次に筆記試験、面接、模擬授業が行われます。最終的には理事が参加する面接が行われるという段階的な流れになっています。学校へ来ていただく機会は通常2~3回程度です。
面接で必ず聞く質問
日野田先生が面接で必ず聞く質問は、以下の3つです。
- なぜ先生になろうと思ったのか
- なぜ本校を受けようと思ったのか
- あなたはどんな人ですか
特に3つ目の「あなたはどんな人ですか」という質問は、応募者の価値観や原体験を知るために重視しているとのことです。
「あなたはどんな人ですか」という質問の意図
この質問に対して、多くの応募者は困惑するようです。年齢や出身大学を答える人いらっしゃるそうです。
日野田先生は、応募者が最も大切にしている価値観や、それが形成された原体験を知りたいそうです。生徒たちにも同様の問いを投げかけ、自分自身について深く考えることのできる先生を求めています。
この質問に対してうまく答えられないこともあります。しかし、自分について考える姿勢や誠実さが重要視されるため、正解を求める必要はありません。面接を通して、応募者自身が自分について深く考えるきっかけになることを期待しているとのことです。
求める人材
聖学院中学校・高等学校が求める人材は、以下の通りです。
- 教育を通じて人と関わり、新しい価値を創出することを信じられる人。
- 生徒のために行動することを基準とし、人との関わりを大切にする姿勢を持つ人。
- 外部ネットワークを活用して幅広い交流を持てる人。
さらに、教員としての活動を通じて生徒に影響を与え、誠実さを示す人材を求めているそうです。こうした特徴を持つ教員が、学校にとっても生徒にとっても良い影響を与えると考えられています。
まとめ
聖学院中学校・高等学校の教員採用面接では、応募者の人間性や価値観を深く理解するために、さまざまな質問が投げかけられます。この記事を参考に、自己分析をしっかりと行い、面接に臨んでください。