
私立教員採用選考の集大成とも言える、内定の決め手。今回は、教員採用責任者135名に実施したアンケート結果を基に、内定獲得のための重要な要素をランキング形式でご紹介します。
第5位:本校に合うか(17ポイント)
学校の教育方針や校風と、応募者の考え方や人物像が合致しているかが重視されます。面接や模擬授業を通して、応募者の授業スタイルや生徒への接し方が、学校の求める教師像と合っているかが見られます。
- 学校が重視するポイント:
- 学校の教育方針・校風への理解
- 授業スタイル・生徒への接し方
第4位:熱意・意欲(19ポイント)
選考では、応募者の熱意や意欲、が評価されます。自分の考えや気持ちを伝える際に、熱量を乗せられるかもポイントになります。
- 面接で重視するポイント:
- 教科への熱意
- 教育に対する情熱
- 教員になりたいという思いの強さ
- 成長意欲
第3位:教科の専門性(29ポイント)
教科に関する知識や専門性も重要な評価ポイントです。筆記試験や面接、模擬授業を通して、応募者の教科指導力が確認されます。
- 専門性を確認する方法:
- 筆記試験
- 大学の学部・学科・専攻
- 卒業論文のテーマ
- 模擬授業
第2位:授業力(30ポイント)
実際の授業を想定した模擬授業では、授業の組み立て方や、わかりやすい説明ができているか、生徒の興味・関心を引きつける工夫を行なっているかなどが評価されます。
- 授業力で重視するポイント:
- 授業展開
- わかりやすい説明
- 課題に合った授業ができているか
- 生徒の興味・関心を引きつける工夫
- 主体的な学びを促せるか
第1位:人柄(42ポイント)
最も重視されたのは、応募者の人柄です。最終面接だけでなく、選考プロセス全体を通して、応募者の人柄が見られています。
- 人柄で重視するポイント:
- 誠実さ
- 素直さ
- 明るさ
- 真面目さ
その他、学校種別による評価ポイント
- 女子校:生徒に安心感を与える雰囲気、清潔感
- 通信制高校:多様な生徒への対応力、柔軟な思考力
- 新卒採用:潜在能力、将来性
- 経験者採用:即戦力、経験・実績
まとめ
私立教員採用選考では、教科の専門性や授業力だけでなく、学校とのマッチングや人柄が重視されます。この記事を参考に選考対策を進め、内定獲得を目指してください。