高校の先生になるための志望動機【例文あり】や面接で気をつけるべきこと

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高校の先生になるための志望動機【例文あり】や面接で気をつけるべきこと

高校教員の採用試験で重要なのが「志望動機」です。大人に近づく高校生の教育は難しさがあり、志望動機が明確でないと採用試験にも受かりにくいとされています。たとえ採用試験に通っても、働き始めてから仕事と自分のミスマッチを感じる可能性も否定できません。

教員資格を持っていても、志望動機がしっかりしていないと教員になれないケースもあるため注意が必要です。

本記事では、高校教員を目指しているものの志望動機を考えることに苦労している人に向けて、すぐに使える例文を紹介します。面接対策についても解説するので、ぜひ役立ててください。

高校の先生を目指すきっかけとは

高校の先生を目指すきっかけとは

高校の先生を目指すきっかけは人によってさまざまです。
一般的には、下記のような理由で高校教員を夢見る人が多いです。

  • 身近にお手本となる高校教員がいたから
  • キャリアや収入が安定している
  • 次の世代を担う人材を育てたい
  • 人にものを教えるのが好きだから
  • 授業や部活、行事などを通じて生徒たちと感動を共有したいから

きっかけはどんなことでも問題はありませんが、採用試験を受ける前に志望動機を明確にしておくことが大切です。

志望動機を考える際のポイント

ここからは、高校教員になるための、志望動機を考えるポイントについて紹介します。

高校の教員を目指す理由は何か

まずは、高校教員を目指す理由について考えてみてください。上述のような先生を目指したきっかけをベースに志望動機の方向性を検討するのもいいでしょう。

また、「なぜ高校の教員でなければならないのか」についても、自分のなかで答えを明確にしておくことがポイントです。

高校生といえば、体は一人前でも精神的には不安定なことが多いです。そのため先生は単に勉強を教えるだけでは、勤まらない面があります。一方、授業の専門性が高まり教えることに楽しみが生まれたり、生徒が志望した大学や就職先に合格した時は大きな喜びを感じたりできることが高校の先生のやりがいでもあるでしょう。

教員としてどのようなことをしたいか

教育の現場でどのような指導をして、どのような生徒を育てたいのかという点も志望動機の中に含めることが大切です。例えば「部活を通してチームワークの大切さを教えたい」「思いやりを育てたい」など、できるだけ具体的に考えるといいでしょう。

よく高校教員の面接で漠然と、「子どもたちの未来を築きたい」というような回答がありますが、それだけではどのような未来を築きたいのかが分かりません。例えば「英語教育を通じて多様な人々と交流できるように子どもたちを指導することで、未来を築きたい」とすれば、具体性が生まれます。

「高校」の特徴を入れ込むのもおすすめ

高校により特徴や力を入れていることが異なるので、それに合わせた志望動機を盛り込むのも手です。たとえば以下のような特徴が考えられます。

  • 優れた人格形成を目指している
  • 学力を優先し、難関大学への進学を目指している
  • グローバルな人材育成に力を入れている
  • ITや音楽、美術などに力を入れている

一般企業の就職試験と同様に、高校が求める教員像と合っていなければ、採用はしてもらえません。高校と自分がマッチしているという点も、志望動機や自己PRを答えるときに盛り込めるといいでしょう。

面接試験の対策も忘れない

志望動機は履歴書に書く他、面接でも問われます。「教員になろうとした理由」「自己PR」「教員としての目標」などはよく聞かれるので、回答を用意しておきましょう。

現在、教員採用試験では人物評価に重点が置かれ、筆記試験よりも面接試験のほうが、配分が高めとなっています。受け応えの内容だけではなく、服装や言葉遣いなどからも人柄を判断されるため気を付けるようにしましょう。

高校の先生になりたい人必見!志望動機の例文を紹介

ここからは、高校教員の採用試験に関する志望動機の例文を紹介します。

科目の魅力を伝える志望動機

私が高校の先生を目指したのは、生徒たちの読解力を育てたいと思ったからです。
高校1年のときの担任は現代文が担当でしたが、気が向くと私たちに小説を貸してくれました。「言葉は社会で生きていく上での基本中の基本だ」と、授業中も新聞などを教材に読解力が伸びるような指導をしてくださいました。

今は、SNSなどの短文が主流の時代ですが、相手の言葉を誤解しないためにも読解力は大切だと考えます。私も現代文の授業を通じて、やがて社会や大学へと進む生徒たちに、短文長文かかわらず、しっかりと文を読み取れる力をつけてあげたいと志望しました。

教育実習の経験を伝える志望動機

私が教員を目指した理由は、日々の教育活動を通して生徒の個性を伸ばしたいと思ったからです。
教育実習の指導教員が、生徒一人ひとりの長所を見つけて褒めることが上手な方でした。クラスの生徒全員がイキイキと学校に通っている姿を見て、私も生徒の個性を伸ばせる教員になりたいと考えました。高校生はとても繊細な年代かと思いますが、一方で、自己の能力を大きく伸ばせる年齢だと感じます。

私も褒め上手な教員を目指し、生徒たちの能力を伸ばせることができればと想い志望いたしました。

これまでにした体験を伝える志望動機

私が教員を目指した理由は、生徒たちに生きた英語を教えたいと思ったからです。
アメリカへ留学した際、最初は自分の英語の発音が恥ずかしくて現地の人とあまり話せませんでした。しかし、ホストファミリーから『大切なことは英語の能力ではなく気持ちを伝えることだよ』と言われました。それから、勇気を出して話してみたら、どんどん友達が増えていき、幸せな時間をたくさん送ることができました。

教員になることができましたら、生徒たちに英語を話す楽しさを伝えたいと思います。

志望動機のNG例

私が教員を志望したのは、社会に役立つ人材を育てたいと思ったからです。また、いじめ問題について、そのような事態がないように役に立てればと考えました。
日本史の教員を目指していますが、やはり子どもたちにとって大切なことは、自分たちの今があるのは、先人の方たちの努力があってのことをだということを伝えたいと思っています。そして温故知新という言葉の通り、過去を学びながら、新しい世の中を作っていってほしいと考えています。

NGの理由としては次々に話が展開してしまい、話に深みがない点です。また内容が漠然としてしまっているということが挙げられます。

面接試験対策!主な質問と注意点を紹介

ここからは、実際の教員採用試験ではどのようなことが行われるのか、対策のポイントなども紹介していきましょう。

教員採用試験の面接対策

二次試験は一次の筆記試験に合格した後に行われます。大きな流れは公立高校も私立高校も一緒ですが、細かい点で違いがあるので、募集要項やWebサイトなどで確認して、準備しておく必要があります。

近年の面接の流れとしては、以下のようなことが行われることが多くなっています。

  1. 模擬授業
  2. 集団面接
  3. ディスカッション
  4. 個人面接
 

1の模擬授業では実際に教壇に立ち、15分前後、採用試験官の前で授業を行います。新卒の場合には慣れていないのは当然のことなので、あまり緊張せずに全体の流れを大切にして行うことが大切です。いくつか自分で課題をつくり練習をしておくようにしましょう。

2の集団面接はグループでの面接になるため、面接担当者の問いに対して決められた時間内に回答することが大切です。

3のディスカッションではテーマに沿って受験者同士で討論します。自分の主張だけを押し通すのではなく、グループの中でどう動くのかということも大切になります。

4の個人面接では、最終的に自分の人柄、人間性を伝える時間です。自分の教員への思いも丁寧に伝えてみてください。

面接の質問については過去問を教育系の雑誌などで探せます。最近は時代に合わせオンライン授業に関する質問をされることもあるようです。

また一般的には、志望動機、自己PR、どのような授業をしたいか、いじめや体罰に関してどのように思うかなど問われることが多くなっています。

私立高校の面接対策

私立高校は公立高校以上に、高校ごとの個性・特性があります。受験する高校の出身者であれば高校の特性が分かっていますが、他校出身の場合には、なかなか分からないものです。事前にWebサイトや学校資料をくまなくチェックして、下調べを怠らないようにしましょう。

部活が強い学校であれば、地区の大会などの記事から、高校が紹介されている場合もあります。また、ネット上には校長や理事長のインタビューなども見つかるかもしれないので調べてみてください。
もし知り合いに受験したい高校の卒業生がいれば、詳しく聞くのも方法の一つです。

高校の先生になるために自分なりの志望動機をしっかりと持ち採用試験に臨もう

高校の先生になるために自分なりの志望動機をしっかりと持ち採用試験に臨もう

高校の先生を目指すきっかけは人それぞれですが、採用試験の前には志望動機を明確にしておくようにしましょう。
目指すきっかけとなった出来事や、先生として何がしたいかなどを盛り込めると面接官に気持ちが伝わりやすくなります。また自分自身も高校の先生を目指す目標がはっきりとし、やる気も高まります。

面接では志望動機を考えておく以外にも、どのようなことが行われるか情報を集め、対策しておくことも大切です。今回解説した内容を参考に、高校の先生になるための準備を進めましょう。

びす太(KJC-01)

教員人材センター編集部

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