私立学校の教員になるための採用試験や心構えについて

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教員の採用
びす太(KJC-01)
・私立学校の教員採用試験の内容とは?
・私立学校教員を目指す際の心構えとは?

こんな悩みを解決できる記事を書きマシた!

教員の勤務先となる学校は、大きく分けると公立と私立の2種類に分類され、それぞれで採用を担う組織が異なります。公立学校における教員採用の主体は自治体ですが、私立学校で採用を行うのは学校法人です。


自治体と学校法人では採用システムに違いがあるため、採用試験を受ける際には、自分の希望する学校の形態に合わせた対策をとる必要があります。今回は、私立学校にフォーカスを当て、採用の流れや試験の内容などについて説明します。私立学校の教員を目指している方は、ぜひ参考にしてください。


私立学校の教員採用システム

私立学校の教員採用システム

日本では、教員免許状を取得したうえで、教員の採用試験に合格すると教壇に立てるようになります。ただし、私立学校と公立学校では、採用システムが異なる点に注意が必要です。


私学教員適正検査概要の目的

東京都の私立中学校および高等学校の教員を志望する人に対し、教員としての資質と適性の基礎的・基本事項について検査することを目的とします。

一般財団法人 東京私立中学高等学校協会

公立学校の採用条件は、各都道府県および政令指定都市の教育委員会が行う、教員採用選考試験に合格することです。試験は自治体ごとにまとめて行われ、合格すると、各自治体のもとで働く地方公務員として管轄の学校に配属されるシステムになっています。


自治体によって多少変わりますが、毎年夏に試験が実施され、10月頃に合格発表が出る、というのが選考の基本的な流れです。


一方、私立学校は、学校ごとに採用を行うシステムです。採用を決める基準やスケジュールは、学校によって違います。 また、求人も各学校が必要に応じて出すスタイルです。一般企業の正社員にあたる「専任教諭」は、5~7月にかけて求人が増える傾向にありますが、毎年必ず求人が出るとは限りません。


そのため、私立学校で教員として働きたい場合には、各学校がホームページなどで公開している採用情報を随時チェックしておくことが大切です。


また、一部の自治体で毎年8月に実施している、私立中学高等学校協会主催の私学教員適性検査を受けて、学校からのアプローチを待つ方法もあります。私学教員適性検査を受けると、受検者の名簿が各私立学校長に配布され、学校側から採用試験受験の誘いが来ることがあるのです。また、私学教員適性 検査の結果は、私立学校が採用を検討する際の資料として使用することがあります。


私立学校の教員採用試験の内容

私立学校の教員採用試験の内容

私立学校の教員採用試験は、書類選考を通ると、筆記試験や模擬授業、面接などが行われるのが一般的です。学校によってはすべての試験を実施しないところもありますが、公立学校と基本的には変わりません。


筆記試験でメインとなるのが、教員となったときに担当する専門教科です。さらに、一般教養試験や教職教養試験などが行われることもあります。


模擬授業は、管理職や専門教科の先生などの前で実際に授業を行います。学校によって異なりますが、授業時間は15~30分程度です。授業内容は事前に指定されることもあれば、当日に提示されることもあります。


面接試験では、その学校の教員にふさわしい人物かを見極めるために、人間性や社会性、教員としての資質などがチェックされます。面接後には質疑応答が行われるのが一般的です。


教員採用試験の内容は、私立学校がそれぞれ作成しているため、一概にはいえません。難易度も学校によって異なります。しかし、対策として行うべきことは、公立学校の場合とほとんど変わりありません。教員として求められる基本的な項目は、公立でも私立でも違いがないからです。


ただし、公立とは異なる対策のポイントとして、志望する私立学校の「建学の精神」をきちんと理解しておくことは重要です。建学の精神とは、その学校が掲げる校訓や、生徒の育成に対する理念などを示します。公立学校の教育方針は、教育委員会が統括しているので、学校差はほとんどありません。


しかし私立学校では、建学の精神が学校独自のカラーとなり、教育にも反映されています。事前に、しっかりと確認しておくようにしましょう。


私立学校教員を目指す際の心構え

私立学校教員を目指す際の心構え

公務員として働く公立学校の教員は、定期的に異動があります。


しかし、私立学校の教員は学校に直接雇用されているので、全国展開しているような大学の付属校や系列校などに勤務している場合を除き、原則として異動はありません。専任教諭として採用されると、退職するまで同じ学校で働き続けることになります。


同じ学校で長く教員として働き続けたいと考えているなら、学校との相性は重要なポイントです。 公立学校であれば、教育委員会の担当者や校長と面接のうえ、赴任先となる学校を指定されますが、私立学校は勤務先となる学校を自分で選択できます。


しかし、自由に選択できるからこそ、志願する学校は慎重に選ぶことが必要です。特に、私立は学校ごとの特色が明確である場合が多いので、志願する学校の教育方針や校風などは、事前にしっかりとチェックしておくことが大事です。


私立学校の教員になってキャリア形成を

原則として異動がなく、同じ学校に何十年も勤務し続けられる私立学校の教員は、自身のキャリア形成がしやすいのがメリットです。


また、仕事のために、生活環境の大きな変化を迫られることが少ないため、長期的なライフプランも立てやすくなります。


ただし、教員を生涯の職業とし、同じ学校でキャリアを積み重ねていくためには、志願する学校のカラーをきちんと理解しておくことが重要です。教育方針や校風といった学校の特色をきちんと調べ、自分の考えや性格に合っている学校を選ぶようにしましょう。

びす太(KJC-01)

教員人材センター編集部

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