【非常勤でも忙しいの?】非常勤講師に関する質問にお答えします!【専任登用の可能性は?】

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2023.01.20

今回は、教員の働き方の一つである非常勤講師について、よくある質問に答えていきます。非常勤講師を検討している方、興味を持っている方はぜひ参考にしてください。

1. 非常勤講師の1週間の流れは?

非常勤講師の主な業務内容は以下の3つです。

  1. 授業
  2. 定期試験作成
  3. 成績処理

そのため、勤務の流れは大まかに4つに分かれます。

  1. 普段:授業がある日に出勤し、授業がない日(時間)は授業準備を行います。
  2. テスト前:授業に加え、試験作成を行います。この時期が一番忙しくなります。
  3. テスト中・後:授業はなく、試験監督と採点を行います。
  4. 学期末:授業はなく、成績処理を行います。

2. 非常勤の場合、複数校掛け持ちするのが一般的なのでしょうか?

非常勤の内定前後の流れは以下のようになります。

  1. 最終面接(場合によってはその後):勤務条件の確認。学校から大まかな条件(週何日、何コマ働けるか等)の確認があります。そこで、自身の要望も伝えましょう。
  2. 学校から具体的な条件の提示。週何日(何コマ)勤務になるか提示があります。時間割ができる前に提示される場合もあります。
  3. 事前打ち合わせ。4月からの勤務に備え、手続きの確認や授業などの打ち合わせが行われます。
  4. 授業スタート

非常勤で複数の学校を掛け持ちする方はいらっしゃいます。しかし、必ずしも掛け持ちをしなければならないわけではありません。

掛け持ちを考える前に、1週間でどれくらい勤務できるか(授業ができるか)の目安を決めておいた方が良いと思います。その上で、学校にどれくらいの勤務を希望するかを伝えてください。1校で多くの授業をしたい場合は、多めに伝え、掛け持ちをしたい場合は少なめに伝えることになります。

3. 非常勤講師から専任になるには?

専任教諭になる過程として、

  1. 非常勤(または常勤)講師を経て専任教諭になる
  2. 初年度から専任教諭になる

という2つのルートがありますが、どちらも同じくらい一般的です。「非常勤講師→常勤講師→専任教諭」という3段階のルートはあまり多くないようです。

4. 進学校の非常勤と平均的な学校の常勤、どちらがキャリアになる?

将来どのような学校で活躍したいかによって、「進学校の非常勤」と「平均的な学校の常勤」の捉え方が変わります。

将来、いわゆる進学校で働きたいという場合は、非常勤であっても「進学校で教えた」という経験が評価されることが多いです。そうではない学校であれば、どちらの経験も採用側から一定の評価を得られます。また、明らかに進学校とは異なるタイプの学校では、いわゆる「平均的な学校の常勤」経験が評価されるでしょう。

なお、専任教諭になる際は、授業以外にも「生徒指導ができるか」も重要な要素となります。ご自身の将来を考えた時に、どちらの方が将来の勤務希望校とつながりが強いかで判断すると良いと思います。

5. 教員採用試験を控えている場合の非常勤の働き方は?

公立学校で非常勤講師の依頼が来たものの、2校掛け持ちで週3日、合計15時間勤務という依頼があり、来年の採用試験を控えているため、この勤務形態がハードかどうか、常勤講師として入った方がクラスに携われる機会があるため試験のことを考えると良いという意見もあるが、どちらが良いか悩んでいるという質問について。

来年の試験のためにどの程度勉強が必要かで判断が変わると思います。

仮に今の状況が、

  • 学校勤務経験がない
  • 教員採用試験の勉強をほとんどしていない

という場合、非常勤で週15時間勤務は教員採用試験の勉強時間にかなり影響を与えると思います。新学期が始まると授業とその準備で、教員採用試験の勉強どころではなくなる可能性が高いです。常勤の場合はもっと勉強の時間がなくなることになります。

もし、一次試験対策にそれほど時間をかけなくても良い場合でしたら、実務経験を優先することも良いと思います。小論文や模擬授業、面接なども実務経験があった方が伝えやすいと思います。常勤でしたらその経験の幅は広がります。

どのような場合もメリット・デメリットがありますので、対策にどれくらいの労力をかけることになるかを想定してご判断ください。

6. 非常勤講師だけで生活していけるのでしょうか?

この質問に対しては、さまざまな要因が絡むため一概に答えることはできません。

  • 勤務時間数: 担当する授業数(コマ数)が多いほど収入は高くなりますが、生活できるほどの収入を得るためには、複数の学校を掛け持ちする必要がある場合が多いです。
  • 時給単価: 学校によって時給単価は異なります。高い単価の学校であれば、少ないコマ数でも比較的高い収入を得られます。
  • 地域: 都市部と地方では求人数や時給水準が異なる場合があります。
  • 生活スタイル: 独身か扶養家族がいるかなど、生活スタイルによって必要な生活費は異なります。

一般的に、非常勤講師の収入だけで安定した生活を送るのは難しいと言われています。多くの場合、他の仕事(塾講師、家庭教師、非常勤講師の掛け持ちなど)と組み合わせるか、家族の扶養に入るなどの方法で生計を立てているようです。また、非常勤講師は雇用が不安定であるという点も考慮する必要があります。

非常勤講師で生計を立てることを検討する場合は、上記の点を十分に考慮し、綿密な計画を立てることをおすすめします。

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