【面接で説得力UP!】就活で迷わなくなる!?「就活軸」を極める!

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2023.03.14

今回は就職活動(就活)でよく耳にする「就活の軸」について解説します。「就活の軸」とは一体何なのか、なぜ必要なのか、どのように考えれば良いのかを、分かりやすく説明します。

1. 軸って何だろう?

何かを選ぶとき、私たちは無意識のうちに何かしらの「基準」を持っています。その基準を言葉にしたものが「軸」です。

例えば、「身体を動かす趣味を作りたい。ランニングと野球どちらにするか?」という状況を考えてみましょう。

私なら「ランニング」を選びます。理由としては、

  • シューズがあればできる(金銭面)
  • 1人でも練習や大会に出られる(趣味への取り組み方)
  • タイムがそのまま結果となり、成長を感じられる(モチベーションの感じ方)

などが挙げられます。このように、何かを選ぶときには何かしらの「基準」があり、それが「軸」となるのです。

2. 「就活の軸」とは?

「就活の軸」とは、就職先や仕事を選ぶときの判断基準のことです。それは、

  • 応募先を選ぶとき
  • 最終的な就職先を選ぶとき
  • 志望動機や自己PRを考えるとき

など、就職活動のあらゆる場面で役立ちます。

軸は大きく4つに分類できます。

  1. 何をしたいか(行動面、できるようになりたいこと): 仕事を通して何を成し遂げたいか、どのようなスキルを身につけたいかという視点です。
  2. 何を生かしたいか(性格、能力など): 自分の強みや特性をどのように仕事で生かしたいかという視点です。
  3. どんな環境に身を置きたいか(外部刺激、人間関係など): どのような職場で働きたいか、どのような人たちと働きたいかという視点です。
  4. 条件(給与、通勤エリアなど): 給与や勤務地、福利厚生など、具体的な労働条件に関する視点です。

教員の場合は、上記の「何をしたいか」「何を生かしたいか」を含めて「教育観」と呼ばれることもあります。

上記のうち、①~③はモチベーションアップ(やる気)につながる要素、④はモチベーションダウンを防ぐ要素と言えるでしょう。

3. 就活の軸 主な例

就活の軸の主な例を、上記の4つの分類ごとに見ていきましょう。

(1) 何をしたいかの例

  • 勉強が苦手な子どもに学ぶ楽しさを伝えたい
  • 子どもが自分で考える機会を授業内外で作りたい
  • いわゆる難関大学の受験指導をしていきたい

(2) 何を生かしたいかの例

  • 自分の長所を生かしたい(そのためにはまず、何が長所か整理する必要があります)
  • 留学経験を生かしたい
  • 自分の大学で研究した専門分野を生かしたい

(3) どんな環境に身を置きたいかの例

  • 子どもの成長が目に見えて分かる環境
  • チームワークが良い環境
  • 自分の努力が評価される環境

4. 就活の軸はあった方がいいの?

面接では「軸」に関係したことを必ず聞かれるため、ある程度考えておいた方が役に立ちます。ただし、「あなたの就活の軸は何ですか?」と直接聞かれることは少ないでしょう。

例えば、「勉強が苦手な子どもに学ぶ楽しさを伝えたい」「チームワークが良い環境」で働きたいと考えている方は、そのような職場の方がいきいきと働けると思われます。しかし、もし「難関大学受験指導に力を入れている学校」で「自分でどんどん仕事を進める環境」で働くことになってしまったら、かなり働きにくさを感じることになるでしょう。

選考の場面では、「何をしたいか」「何を生かしたいか」「どんな環境に身を置きたいか」がよく使われます。選考では一貫性が求められることが多いため、軸があると話がぶれることを防げます。

「条件」は選考で直接使うことはありませんが(面接で「家から近いから」とだけ言っても評価はされにくいです)、応募先などを判断する際に役立ちます。

5. 就活の軸がなかなか考えられない場合

就活の軸は、最初からがっちり決める必要はありません。その時の軸は、今までの自分の経験から考えていくものなので、就活中に変わることがあります。一つの経験から得るものは一つではなく、その時々で経験に対する自分の捉え方が変わるからです。

そのため、あくまで「仮で」決めておくことが大切です。完璧な軸を定めることよりも、現時点での自分の考えを整理しておくことが重要です。

「まず軸を決めてから、応募先を探す」という進め方はおすすめしません。判断基準なので、選択肢を見ながら考えた方が整理しやすいためです。応募先がいくつかあると自然と「比べる」ことになり、「良い」「悪い」を考えるようになります。その「良い・悪い」の感覚を大切にし、言葉にすることで軸が見えてきます。また、就活を進めるうちに「何が求められるか」が分かってくるので、より軸を整理しやすくなります。一度考えたものに固執する必要はありません。状況に合わせて柔軟に見直していきましょう。

6. まとめ

今回は、就活の軸の主な視点について説明しました。軸という言葉をよく聞くため、「ちゃんと軸を考えなければ」と考えてしまい、就活が止まってしまうのは本末転倒です。新卒にとって、社会に出る(働く)ことは今まで経験したことがないことです。「自分は人生でこんなことをしたい」と明確な方はまれです。モヤモヤしているのが当たり前なので、「仮」でも良いという気持ちで、就活をしながら軸を整理していくことをおすすめします。

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