
就職活動をスムーズに進めるためには、スケジュール管理が非常に重要です。
今回は、私立学校の教員採用スケジュールを中心に、私立第一志望の場合と公立第一志望の場合のスケジュール例をご紹介します。
1. 私立学校の求人スケジュール
私立学校の求人が出るタイミングは主に3つあります。
・3月末から7月上旬
・9月から12月上旬
・12月中旬から3月末
それぞれのタイミングで求人内容が異なる点に注意が必要です。
3月末から7月上旬、9月から12月上旬: 専任教諭や常勤講師の求人が多い時期です。
12月中旬から3月末: 常勤講師や非常勤講師の求人がメインとなります。
専任教諭を目指す場合は、12月上旬までに就職活動を終えるのが目安となります。
教育実習を行う場合は、例年大学4年生の5月から6月、または10月頃に行われることが多いため、その期間の就職活動は難しいことが予想されます。
教育実習中に選考が行われる場合は、応募したい学校に問い合わせて選考時間の調整が可能かどうか確認してみましょう。
2. スケジュール例
私立第一志望の場合
私立のみを就活する場合は、先ほどお伝えしたように
・3月末から7月上旬
・9月から12月上旬
のに求人が出るタイミングに合わせて就職活動を進めます。
私立が第一志望、公立が第二志望の場合
教員採用試験のスケジュールは各自治体で異なりますが、決まった時期に実施されます。
ここでは東京を例にしたスケジュールを上げていきます。
私立学校の求人が出るタイミングは
・3月末から7月上旬
・9月から12月上旬
と先ほどお伝えしました。
一方、東京都の教員採用試験は例年、一次試験は7月上旬、二次試験は8月中旬に実施されています。
そのため、私立学校の選考が公立の一次試験や教育実習が行われる時期と重なることが考えられます。 この時期はなかなか就職活動が思うようにはかどらない時期でもあります。 しかしその時期にしか求人を出さない学校もあるため、こまめに求人をチェックし、希望の学校があれば応募したいところです。
9月から12月上旬のタイミングは、 公立の試験が一段落し、私立学校の求人が増える時期です。 積極的に就職活動を行いましょう。 複数の学校に応募する際は、応募締め切りや試験日を確認し、スケジュール管理に注意が必要です。
公立第一志望、私立も検討している場合
公立の教員採用試験が落ち着いた7月中旬以降のタイミングから私立の就職活動を始めるのが一般的です。
試験に合格となれば就職活動を終えることになりますが、残念な結果だった場合は次年度の採用試験を検討する必要があります。
来年の教員採用試験を受ける場合は、常勤講師や非常勤講師を選ぶ人が多いです。
公立の臨時的任用・非常勤採用の声がかかるのは3月後半である場合が多いですが、私立の常勤講師・非常勤講師は12月には求人が出ています。
公立から声がかかるまで待つこともできますが、私立にチャレンジすることも選択肢として挙げられます。
公立以上に魅力的な私立学校に出会える可能性も十分にあります。
また、私立を知ることで、公立を志望する理由がより明確になることもあるため、私立学校へのチャレンジもおすすめです。
3. まとめ
今回は教員を目指す方の就活スケジュールについてお話ししました。
私立・公立のどちらを第一志望にするかによって、就職活動のスケジュールは変わります。
希望する進路は人それぞれですが、この動画のスケジュール例を参考に、自分に合った就職活動のスケジュールを立てていきましょう。