
面接は、あなたの熱意や能力を直接アピールするチャンスですが、残念ながら、どんな学校でも合格できる魔法のような模範解答は存在しません。
しかし、逆に、どこの学校でも不合格につながってしまう行動はいくつか存在します。
今回は、面接で不採用になってしまった方が、実際どのように面接に臨んでいたのかをご紹介し、どこが悪かったのかを一緒に考えていきましょう。
よくある失敗例:自己紹介が長すぎる
新卒で専任教諭を目指していたAさんは、事前に学校の教育方針などを調べ、自己分析も十分に行った上で面接に臨みました。
当日は、アイロンをかけた清潔なスーツで面接会場へ。
自己紹介を求められたAさんは、
・学校の先生を目指し始めた時期
・高校時代にバスケ部で副部長を務めていた話
・高3最後の引退試合の話
などを10分ほど話しました。
まるで高校時代の恩師に語るような、熱意あふれる自己紹介でしたが、結果は不合格。
一体どこが悪かったのでしょうか?
自己紹介は30秒以内が理想
Aさんは、話が長すぎると面接官に思われてしまったようです。
特に、「何分ほどで」といった指定がない場合、自己紹介は30秒以内が理想です。
事前に内容を書き出し、文字数を数えておきましょう。
30秒の自己紹介で文字数の目安は、100字から150字程度です。
簡潔な回答を心がける
自己紹介以外でも、聞かれた質問に対してはできるだけ簡潔に回答しましょう。
面接官は、あなたの話を何でも聞きたいのではなく、質問に対するあなたの考え方などを知りたいのです。
面接練習で客観的に確認
自分の面接練習を動画で撮影し、見直してみるのもおすすめです。
客観的に自分の回答を確認することで、話が長くなっていないか、的確に質問に答えられているかなどをチェックできます。
まとめ
教員採用試験の面接では、熱意や能力をアピールすることが重要ですが、長すぎる自己紹介は逆効果になる可能性があります。
面接官は、限られた時間の中で、あなたの考え方や能力を見極めようとしています。簡潔な回答を心がけ、面接練習で客観的に確認することで、効果的に自己PRを行いましょう。