【2024年度教員採用試験】応募倍率速報!全国的な教員不足はどうなる?

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2023.07.21

教員を目指す皆様にとって、教員採用試験の倍率は気になる情報の一つです。この記事では、2024年度の教員採用試験の応募倍率について、全国の平均倍率から自治体別の詳細まで、幅広く解説します。

全国の学校種別平均倍率

2024年度の全国における学校種別の平均倍率は以下の通りです。

学校種別2024年度2023年度
小学校2.4倍2.5倍
中学校4.1倍4.1倍
高校6.3倍6.7倍
合計3.7倍3.8倍

全体的に見て、2023年度とほぼ横ばいの傾向にあります。しかし、応募者数自体は全体的に減少しており、昨年と同数または増加している自治体はごく一部に限られています。

倍率が高い自治体(上位5つ)

全体倍率が高い自治体は以下の通りです。

  1. 高知県:7.6倍(2023年度 8.3倍)
  2. 沖縄県:6.4倍(2023年度 7.2倍)
  3. 大阪府:5.9倍(2023年度 5.0倍)
  4. 徳島県:5.9倍(2023年度 6.2倍)
  5. 奈良県:5.6倍(2023年度 5.3倍)

高知県は依然として高い倍率を維持していますが、大阪府は昨年度から大きく倍率が上昇しています。

倍率が低い自治体(下位6つ)

全体倍率が低い自治体は以下の通りです。

  1. 佐賀県:2.0倍(2023年度 2.3倍)
  2. 長崎県:2.0倍(2023年度 2.1倍)
  3. 山形県:2.3倍
  4. 鹿児島県:2.3倍(2023年度 2.7倍)
  5. 富山県:2.5倍(2023年度 2.3倍)
  6. 山口県:2.5倍(2023年度 2.9倍)

九州地方の自治体が目立ちます。特に佐賀県は、昨年度から倍率が低下し、2.0倍となっています。

小学校の倍率が高い自治体(上位5つ)

  1. 高知県:5.9倍(2023年度 7.4倍)
  2. 大阪府:5.2倍(2023年度 3.7倍)
  3. 奈良県:4.7倍(2023年度 4.4倍)
  4. 兵庫県:4.5倍(2023年度 5.0倍)
  5. 鳥取県:3.9倍(2023年度 3.5倍)

小学校でも高知県が高い倍率を示していますが、昨年度よりは低下しています。

小学校の倍率が低い自治体(下位7つ)

  1. 佐賀県:1.2倍(2023年度 1.4倍)
  2. 長崎県:1.2倍(2023年度 1.3倍)
  3. 福岡県:1.2倍(2023年度 1.3倍)
  4. 青森県:1.2倍(2023年度 1.5倍)
  5. 山形県:1.3倍(2023年度 1.4倍)
  6. 鹿児島県:1.3倍(2023年度 1.5倍)
  7. 熊本県:1.3倍(2023年度 1.3倍)

小学校の倍率が低い自治体も、九州地方が多い傾向にあります。

中学校の倍率が高い自治体(上位5つ)

  1. 高知県:10.5倍(2023年度 8.8倍)
  2. 鳥取県:8.4倍(2023年度 4.5倍)
  3. 大阪府:6.6倍(2023年度 4.6倍)
  4. 京都府:6.4倍(2023年度 5.8倍)
  5. 奈良県:6.4倍(2023年度 5.2倍)

高知県が非常に高い倍率を示しており、鳥取県も大きく倍率を上げています。

中学校の倍率が低い自治体(下位5つ)

  1. 佐賀県:1.7倍(2023年度 2.0倍)
  2. 山口県:2.1倍(2023年度 3.0倍)
  3. 長崎県:2.2倍(2023年度 2.2倍)
  4. 鹿児島県:2.2倍(2023年度 2.9倍)
  5. 熊本県:2.2倍(2023年度 2.9倍)

中学校でも佐賀県が最も低い倍率を示しています。

高校の倍率が高い自治体(上位5つ)

  1. 沖縄県:18.9倍(2023年度 15.5倍)
  2. 青森県:13.5倍(2023年度 18.0倍)
  3. 福島県:9.6倍(2023年度 10.1倍)
  4. 高知県:9.2倍(2023年度 9.0倍)
  5. 島根県:8.6倍(2023年度 7.5倍)

高校では沖縄県が圧倒的に高い倍率を示しています。

高校の倍率が低い自治体(下位5つ)

  1. 福井県:3.3倍(2023年度 3.2倍)
  2. 長崎県:3.3倍(2023年度 4.3倍)
  3. 新潟県:3.4倍(2023年度 3.1倍)
  4. 千葉県:3.5倍(2023年度 4.1倍)
  5. 東京都:3.6倍(2023年度 4.1倍)

高校の倍率が低い自治体は、これまでの学校種別とは顔ぶれが異なります。

※東京都は中高共通で倍率が公表されています。

大学3年生の応募者数

一部自治体では、大学3年生からの受験が可能になっています。2024年度の応募者数は以下の通りです。

自治体名応募者数
千葉県739人
東京都2858人
富山県90人
福井県149人
横浜市68人
川崎市39人
相模原市139人
合計約4000人

対策と今後の展望

教員採用試験の倍率は、自治体や学校種別によって大きく異なります。今回の情報が、皆様の志望先選びや試験対策の一助となれば幸いです。

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