
私立学校への就職活動を始めようとした時、最初に悩むのが「どこに応募したらいいか?」という点です。この記事では、応募先を選ぶ際の考え方について解説します。
1. ポイントは「深く考えない」
私立学校の求人票を見ている段階では、「通える場所にあるか(通勤エリア)」「自分がチャレンジできそうな学力レベルか」といった基準で選んでも問題ありません。
- 通勤エリア: これは地図アプリや交通機関の検索サービスを使えばすぐに分かります。
- 学校のレベル: 学校の卒業生の進路状況や、テスト会社などが発表している偏差値などを参考にすれば、ある程度のレベルを把握できます。
もちろん、雇用形態や給与といった条件で選ぶことも大切です。
教員人材センターが2022年4月に行った調査によると、先輩教員たちの応募時のポイントは以下の通りでした。
[図:先輩教員の応募時のポイント]
2. 応募先を決めることと就職先を決めることは違う
応募先に悩む人ほど、採用された後のことを深く考えてしまいがちです。しかし、応募前と応募・選考後では、学校から得られる情報量が大きく異なるため、最終的な決め手が変わることはよくあります。
応募時はホームページなどで調べて分かる情報で判断しますが、実際に就職先を決める時は、学校の雰囲気や教職員との相性など、実際に足を運んでみないと分からない情報も重要な判断材料になります。
3. 応募先を決めた後は
応募先を決めた後、応募書類を作成する段階で、志望動機や自己PRが書きやすい学校と、そうでない学校が出てきます。書きやすい学校は、自分と共通する部分が多い(または見つけやすい)学校と言えます。これは、その学校の教育方針や理念と自分の考え方が合致している可能性を示唆しています。
4. まとめ
私立学校の就職活動を始めると、学校数の多さに驚き、どこに応募すべきか迷ってしまうのは当然のことです。そのため、応募という選考の第一歩を踏み出すハードルはできるだけ低い方が良いでしょう。
応募することで初めて見えてくるもの、分かることもたくさんあります。考え過ぎて行動に移せない状態になるよりも、まずは気になる学校に応募してみるという姿勢が大切です。迷っている方は、この記事で紹介したポイントを参考に、まずは一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。