
今回は、聖学院中学校・高等学校の日野田先生に、私立学校の教員採用面接についてお話を伺いました。私立学校ならではの採用のポイントや、面接で重視することなど、教員を目指す方にとって役立つ情報が満載です。
求める先生の特徴
聖学院中学校・高等学校では、採用にあたって次の2つを大切にしています:
誠実な人柄:生徒としっかり向き合い、どんな時でも生徒のことを一番に考えられることが求められます。一人ひとりの生徒を大切にできる、温かい姿勢が重視されています。
学び続ける意欲:新しいことに挑戦し続け、成長していく気持ちを持っていることが重要です。好奇心を忘れない先生が求められています。
面接のポイント
面接では、教科の先生たち全員と校長が参加し、多角的な視点で候補者を見ています。特に以下の点がポイントになります。
- 自分が「どんなことをやりたいのか」をはっきりと伝えられるか。
- 会話の中から、ポジティブな姿勢が自然に感じ取れるか。
選考では、候補者の考えや思いが素直に表れていることが大切だそうです。
学校に合う先生とは
聖学院はキリスト教系の男子校という特徴があるため、生徒を主体に考え、一人ひとりの存在を尊重できる方が求められています。また、「こうでなければならない」といった考えに囚われすぎず、柔軟な姿勢を持っていることも大切です。
学校が一番重視しているのは、候補者が教壇に立っている姿がイメージできるかどうか。最終的には、学校と候補者の「相性」が重要とされています。
面接で評価されるポイント
面接で良い印象を残せる方には以下の特徴があります。
自然な笑顔:人柄が表れる要素として、自然な笑顔が大事にされています。無理に笑う必要はなく、リラックスして臨むのが良いそうです。
自分を大切にできる人:自分のことをしっかりと理解し、大切にできる人は、他者も大切にできると考えられています。そのため、自己分析をし、自分の思いや強みを魅力的に伝えられる方が評価されます。
先生からのメッセージ
応募を考えている方は、学校のホームページやSNS(YouTubeやFacebookなど)で事前に情報を集め、自分がそこで働く姿を想像してみることをお勧めします。その上で、「こんなことがやりたい!」という思いを、ぜひ前向きに語ってみてください。
学校では、生徒中心の教育を大切にし、自分なりのビジョンや挑戦する気持ちを持った方と一緒に歩んでいきたいと考えています。
まとめ
私立学校の教員採用面接では、教育理念への共感や生徒への愛情、そして教員としての熱意が重視されます。この記事を参考に、自信を持って面接に臨んでください。