
1DAYインターンから見えてきた「品川女子学院中等部・高等部」の魅力をお届けします。
そもそも1DAYインターンとは?
私立学校では先進性や独自性で生徒や保護者、教育関係者から高い評価を受けている学校がたくさんあります。
私立中高1Dayインターンでは、私立学校専門の人材会社である教員人材センターが「ぜひ見て欲しい」私立学校にみなさんをご招待しました。
今回の1DAYインターンの概要
- 日時:11/4(金)10:00~13:00
- 場所:品川女子学院中等部・高等部
タイムテーブル:
- 10:00~10:30 学校説明
- 10:45~12:10 授業見学
- 12:10~13:00 懇談会
「品川女子学院中等部・高等部」とは?
28projectに代表される、生徒の未来に進む力を養う取り組みが特徴的な学校です。社会人(28歳を仮のゴールとし)としてどのような自分になりたいか、を考え進んでいく生徒を育てています。
品川女子学院中等部・高等部
学校HP:https://www.shinagawajoshigakuin.jp/
- 〒140-8707 東京都品川区北品川3-3-12
- 京浜急行 北品川駅より徒歩2分
- JR・京急線 品川駅より徒歩12分
1DAYインターンスタート
●理事長 漆 紫穂子 先生からの挨拶
教育再生実行会議にも参加していた漆先生。教員免許更新制度廃止にも関わったそうです。更新制度が続くと10年後教員免許保持者が1/3になるというお話は衝撃的でした。
他にも部活動が生徒の自尊感情に与える影響や、子どもの年齢と母親の就業状況など、具体的なデータをもとにお話しいただきました。
またこれからの時代に必要な力がリテラシーからコンピテンシーに変化しており、「できる子」の定義が変わることも印象的でした。

※インターン生に対してお話いただく理事長の漆先生
漆先生は多くの書籍を執筆しています。ご興味ある方はぜひご一読ください。
「伸びる子の育て方」
「女の子が幸せになる子育て」
学校の概要
●中等部校長 神谷 岳 先生からの学校紹介
漆先生お話の後は中等部校長の神谷先生にバトンタッチ、具体的な学校の教育内容を伺いました。品川女子は、「生徒が自分のポジションを選べること」を大切にしているそうです。
生徒会や企業体験など様々な活動があり、生徒は自分がチャレンジできる形で参加するそうです。またリーダーになる方もいれば、サポートになる方もいます。小さいことでも成功体験を積んで欲しいという思いが伝わってきました。
また品川女子では、入試に合格するための力ではなく、大学に入ってから通じる力を重視していることを強調されてました。
国語の先生である神谷先生は一例として、国語の演習を挙げていました。国語では「伝え方」「読み方」に焦点を当てたテキストを作成し、授業をしているそうです。

※学校の教育内容について紹介する中等部校長の神谷先生
授業を見学
見学できる授業の一覧を持ち、授業見学がスタート。参加者のみなさんは10:45~12:10で自由に様々な授業を見ていました。

※授業を見学するインターン生

※グループワークも見学しています
最後に質疑応答
授業見学の後は、質疑応答の時間でした。各教科の先生が駆けつけ、それぞれグループになって座談会が行われました。
教科のことから就活のことまで様々な話題で盛り上がっていました。質問の一例をご紹介します。

※インターン生から先生方へ質問させていただきました
Q 内定から入職までの期間にどんな勉強をしましたか?(国語)
A 中高の参考書などを確認しました。自分の得意な分野や不得意な分野の確認と、不得意分野の勉強をしたました。
Q 授業で注意することは?(社会)
A 専門用語をそのまま使わず、かみ砕いて伝えるようにしています。また最近のニュースなどは新聞社のTwitterなどをチェックしています(Yahooニュースなどは自分が気になるものだけを見る可能性が高いため)。

※グループになって座談会する様子
参加者の主な感想です
- 私学の先生方から授業は勿論、就職活動についての相談もできました。
- キャリア教育の最先端をいく品川女子学院の授業の見学、及び、漆先生や現場の先生のお話を聞くことができました。実り多く、充実した時間を過ごすことができました。ありがとうございました。
- 学校現場で働く先生方のリアルな声やアドバイス伺うことができ、自分の教師になる夢がより現実的に明確になりました。
最後に
学校教育の最前線で日々女子教育の実践をしている品川女子学院中等部・高等部。現場の先生方のリアルな声を直接聞けた時間でした。
参加されたみなさまの今後の刺激になれば幸いです。