「玉川聖学院中等部・高等部」2021年私立中高教員 1DAYインターン

#レポート
1DAYインターン
「玉川聖学院中等部・高等部」2021年私立中高教員 1DAYインターン

1DAYインターンから見えてきた「玉川聖学院中等部・高等部」の魅力をお届けします。

1DAYインターンとは?

私立学校では先進性や独自性で生徒や保護者、教育関係者から高い評価を受けている学校がたくさんあります。

私立中高1Dayインターンでは、私立学校専門の人材会社である教員人材センターが「ぜひ見て欲しい」私立学校にみなさんをご招待しました。

今回の1DAYインターンの概要


  • 日時:11/11(木)8:00~11:00
  • 場所:玉川聖学院中等部・高等部

タイムテーブル:

  • 8:20~8:40 朝の礼拝見学
  • 8:50~9:15 教育内容説明
  • 9:15~10:00 校内(授業)見学
  • 10:10~10:55 質疑応答

「玉川聖学院中等部・高等部」の特徴

聖書に基づく人格形成を行う伝統的なミッションスクールです。ICT環境が整っており、コロナ過でのオンライン対応も早期から行っていました。

玉川聖学院中等部・高等部
学校HP:https://www.tamasei.ed.jp/

  • 〒158-0083 東京都世田谷区奥沢7-11-22
  • 東急東横線「自由が丘駅」より徒歩約6分
  • 東急大井町線「九品仏駅」より徒歩約3分

1DAYインターンスタート

学院長の安藤理恵子先生と、教頭の土屋くによ先生からのご挨拶から、1DAYインターンがスタートしました。

朝の礼拝見学

谷口ホール(創設者谷口茂壽先生の名がつけられたホール)で朝の礼拝が行われます。ホールはステンドグラスに囲まれ、パイプオルガンもある荘厳な空間です。

生徒から聖書の一節が朗読され、安藤先生からその一節に関わるお話がありました。コロナ禍の感染対策のため、学年ごとにホールで参加する方と教室で参加する方に分かれているそうです。

谷口ホールと礼拝前の安藤先生

※谷口ホールと礼拝前の安藤先生

玉川聖学院の教育内容のご紹介

安藤先生よりご説明いただきました。

「世界をつなげる心を育てる」

スクールモットー

「いつまでも残るのは信仰と希望と愛、これら3つです。その中で一番優れているのは愛です。」 新約聖書 コリント人への手紙第一 13章13節

~神に対しては信仰、事に対しては希望、人に対しては愛~

玉川聖学院はミッションスクールの中でもキリスト教色が濃い方と話されていた安藤先生。私立と公立の違いの一つは、建学の精神に基づいたスクールモットーを持っていることだと話されていました。

私立には伝統と特徴があり、特に伝統の継承とは、言葉だけでなく、そこにいる人々が体現するものであるという言葉が印象的でした。

そのため、私立の先生は公立のような異動は少なく、一つの学校に長く勤める先生が多いそうです。

教育内容を説明する安藤先生

※教育内容を説明する安藤先生

教育方針

  • かけがえのない私の発見
  • 「違っているからすばらしい」という発見
  • 自分の可能性、使命の発見(すべて自分で見つけることが重要)

私学の魅力

特徴と伝統ある教育 ~聖書に立った心の教育

「かけがえのない存在」と言われても、人の言葉だけでは受け止められない場合が多いですが、神の言葉からの語り掛けを聞くことで、自分でその意味を発見していくことができる、というお話が印象的でした。

動機づけの確かさ

男子と女子とでは、動機づけの受け取り方が違うと感じるとのこと。女子にとっては「失敗しても大丈夫」という安心感があることが、がんばる意欲につながるそうです。

具体的な例として2つ挙げていただきました。

  • 女子には、きれいに書くことが好きな子が多い。計画を立てたり、ダイアリーをつけることで気持ちが整理できる
  • 女子は、人との出会いを通して新しい発見をすることが多い。人と出会うことを通して、座学に向かう意欲を持つことも

対応の速さ

私立学校では、時代への対応が早い学校が多いそうです。受験生の獲得のためには、よい教育をしているという信頼を勝ち得る必要があるからということです。

実際に玉川聖学院における、コロナ禍でのオンライン授業の早期対応は、すでにiPad導入から7年経過しており、ICT環境が進んでいたからこそできたことでした。オンライン授業開始時の教職員の思いは、在宅の子どもたちの心身の健康への心配が第一でした。学習の遅れについての心配は二の次だったとのこと。

早期対応が出来たのは、すでにIT環境が整っていたことと、その分野に長けた先生を中心として、教職員が助け合う職場であったからだそうです。

思春期の課題

1.自分に向き合うこと

  • 聖書を鏡にして自分と向き合う
  • 心の体験を振り返り伝え合う

他者によって自分の世界を広げること

  • 異文化を生きる人々とのふれあい
  • 年齢の離れた他者との共感
  • 自分の存在が喜ばれることのよろこび
  • 友だちになれることで世界を広げる

3.悩むこと

  • 思春期のときにたくさん悩むことが大切
  • 自分の問題意識を見つけること
  • 心のモヤモヤを表現する言葉を見つける

玉川聖学院で養われるもの(世界とつなげる心を育てる)

1.表現力

  • 繰り返すことで発表の楽しさを知る
  • 女子校だからできる身体表現
  • 「心を込める」ことを体得する
  • 「本当に思っていること」の言葉の力

2.信頼力

  • 人を信頼できる人は、人から信用できる人

3.他者とかかわる力

  • 社会とつながる体験を重ねる

人間が育つためには

  • 1. その人自信のやる気を引き出す
  • 2. その人らしさを見つけて生かす
  • 3. 与えられる出会いから始める

校内(授業)見学

校内施設

見学の様子

※見学の様子

3グループに分かれて、校内の主な施設を見学しました。

その際案内していただいた先生から授業準備や工夫など様々な話もしていただけました。

情報センターの一角

※情報センターの一角

情報センター

雑誌、iPad、PCがある。授業の中で調べ学習をして発表したりしている。高等部では新聞学習で要約と意見文を書いたり使用している。

授業

授業でのiPadの活用について

専用のドライブがあり、授業のレジュメを見ることができる。

推薦で大学を受験する生徒が多い。小論文の添削を先生と生徒とでiPadを使ってやり取りしている。

NHK for Schoolアプリを使用することも
https://www.nhk.or.jp/school/

※参考:玉川聖学院中等部・高等部の施設について
https://www.tamasei.ed.jp/schoollife/facility.html

最後に質疑応答

質疑応答では、5人の先生が学生のみなさまの質問に率直に答えていただきました。

Q きめ細かい指導とは?

A 中等部では、数学、英語は2、3クラスに分けて授業をしています。
また小テストを実施して、合格するまで再試験を行い、細かく指導しています。またノート提出の頻度も高いです。

Q 卒業生がおこなうTA(Teaching Assistant)補習とは?

A定期試験で成績が振るわなかった生徒のために、土曜日に卒業生が来て、ほぼマンツーマンで指導しています。

Q なかなかやる気になってくれない生徒に対してどう向き合っているのか?

A いま勉強していることが、将来どのようなことに生きてくるのかを伝えています。
普段の生活の中で声をかけたり、できたことをほめたり、生徒に対する小さな働きかけの積み重ねが火種になっているのかなと思っています。

Q ミッション・スクールとしての関わり方は?

A 生徒には、聖書の価値観をはっきりわかりやすく伝える努力をしていますが、信仰の強制はしません。
生徒自身が信仰について主体的に考えたり、悩んだりする歩みを大切にしています。

Q 男性の教員が女子校で働くうえで大変なこととは?

A 最初は誰でも大変だと思います。慣れることも解決策の一つです。

女子を指導するには、丁寧に説明して納得してもらうことが大切です。納得してもらえるような説明を努力した結果、生徒とよい関係を築けるようになりました。

質疑応答の様子 ※質疑応答の様子

参加者の主な感想です

  • 学校見学では、コロナ禍という厳しい中でどのように授業が行われているのか、どのように工夫しながら対応しているのかを実際に見て回ることができたのが満足できました。
    また質疑応答の時間では、様々な観点の質問に対して丁寧に詳細に多くの教員の方々からの意見を聞くことができたことが、とても良かったと感じました。


  • ミッションスクールや女子校の教育について先生方から直接お話を伺ったり、生徒の様子をみることができました。


  • 玉川聖学院の特色から私学のことまで幅広くお話いただけてとても勉強になりました。
    安藤先生の長年教育に携わっていらっしゃるからこその対生徒への的確な分析や対応、コロナという制限に対しても先生方が一丸となって生徒へのケアをしている様子などが分かりました。実際の教室の雰囲気も感じることができました。ありがとうございました。


    • 最後に

      私立ならではの特徴である宗教、別学を実践している玉川聖学院。宗教に基づいた教育の実践現場や、女子教育に対する考え方などを深く知ることが出来ました。

      参加されたみなさまの今後の刺激になれば幸いです。

      びす太(KJC-01)

      教員人材センター編集部

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