私立・公立の高校教員の働き方の違いについて

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びす太(KJC-01)
・私立・公立の高校教員の異動の違いとは?
・各種手当の違いとは?

こんな悩みを解決できる記事を書きマシた!

教員を目指すとき、私立教員になるか、公立教員になるかで悩むことがあるでしょう。自分の適性やライフプランに合ったキャリア形成をするためには、まず2つの違いを知っておかなければなりません。ある人にとってのメリットも、別の人にはデメリットにもなりえるため、一概に「こちらの方が働きやすい」とはいえないからです。


この記事では、異動事情、各種手当、教員としての雇用形態などについて、私立と公立ではどのような違いがあるのかを解説します。



異動についての違い


私立教員と公立教員の異動事情はそれぞれ異なります。公立教員の異動事情は、自治体によっても差があり、異動要項にはっきり規程年数が記載されているわけでもありません。しかし、一般的に目安となる年数はあります。新規採用教員は基本的に3年で異動し、一般教員は基本的に5年で異動するというものです。


これは、他校からの引き抜きや、やむを得ない個人的な事情などがあれば、短くなることがあります。一方、部活の顧問として結果を出すなど、保護者の「異動しないでほしい」という要望が強いときは長くなることもあるでしょう。


これに対し、私立教員には基本的に異動がありません。専任教諭であれば、定年まで同じ学校に勤められます。
しかし異動がないと、ずっと同じ人間関係のなかで働くことになります。人によっては、それをデメリットと感じるかもしれません。


各種手当の違い


各種手当は、公立教員と私立教員どちらにも支払われるものと、基本的に私立教員にしか支払われないものがあります。どちらにも支払われるものは、通勤手当などです。

扶養手当・住居手当に関しては、公立の場合は条例で定められているため支給されます。 私立は支給される場合とそうでない場合がありますが、私立教員にしか支給されない手当も存在します。 代表的なものとしては、残業手当や休日出勤手当などの、いわゆる時間外勤務手当です。


公立教員に時間外勤務手当が支払われないのは「給特法」という法律に基づくため、違法ではありません。文部科学省によると「給特法」の根拠は、「教員の仕事は夏休みのような長期休業があるため、勤務時間によって機械的に評価できない」「日々の業務をどこまで行うかにおいて、本人の自発性に負うところが大きい」ためとされています。


公立教員には時間外勤務手当の代わりに、給料月額の4%が教職調整手当として支払われているのが現状です。一方、私立教員の勤務形態は「労働基準法」に基づいているため、残業代や、部活動での休日勤務手当が支払われないのは違法となります。


公立学校にならって、時間外勤務手当の代わりとして教職員調整手当を支払う私立学校が多くあるようですが、その場合は、いわゆる固定残業代として適切な運用をしなければなりません。


他に、私立教員にしか支払われないものとしては、「担任手当」「主任手当」などの役職手当があります。

また、担当した授業数が学校規程を超えた場合の「超過手当」や、部活指導などに対する「部活動手当」、研修に必要な書籍の購入にあてるための「研修手当」が支給される学校もあります。


私立教員は「試用期間」扱い、公立教員は「浪人」扱い


公立・私立どちらも、教員免許を取るだけでは正規の教諭として働くことはできません。教員免許を取ったうえで、教員採用試験に合格する必要があります。

この試験は、公立であれば教育委員会が設置された自治体でまとめて行い、私立であれば学校ごとに行われます。試験に合格できないと、免許を持っていても、正規教諭としては「浪人」ということです。


しかし、教員としての仕事ができないわけではありません。試験をパスしなくても教員免許があれば、常勤講師や非常勤講師として働くことができます。公立の場合、常勤講師は正規の教諭と同じく公務員として採用されます。

ただし、採用期間に期限がある非正規雇用です。基本的に1年契約で、継続雇用のためには再度の採用応募が必要になります。ちなみに公務員のため、副業は禁止です。


非常勤講師は、いうなればパートタイマーです。学校側の求めに応じて時給制で勤務しますが、公立であればボーナス(期末手当)が支給されます。


私立も公立と同じく、常勤講師は基本的に1年契約、非常勤講師はパートタイマーで、ボーナスは出る学校と出ない学校があります。 私立の常勤講師は「浪人」というより、「試験採用」や「正規雇用の試用期間」という意味合いが強くなります。


常勤講師として経験を積んだ人が正規教諭へ抜擢されることは珍しくないため、ステップアップ期間ととらえることもできるでしょう。


私立・公立の選択は慎重に


異動事情や各種手当、講師としての勤務の仕方など、私立教員と公立教員のさまざまな違いを紹介しました。複数の学校で経験を積みたいのか、一所に腰を落ち着けて働きたいのかなど、自分の目指すキャリアに合わせた選択が重要です。


学校ごとの特色、教育方針などをあらかじめよく調べ、自分の適性や信念に合致する学校を選ぶことも、充実した教員人生を送るためのポイントとなるでしょう。

びす太(KJC-01)

教員人材センター編集部

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